院長ブログ

2018.02.12更新

おかげ様で…開院記念日をまた1つ積み重ねる事が出来ました。早いもので5年目に突入。去年は石垣島、今年は香港で。自分自身を冷静に見つめ直すため…そして進むべき道を再確認するために、この時期は家族にわがままを言って一人旅に出かける事にしている。行き先は心の赴くまま…。今回は、そんな旅先からのブログ更新。

 

そんな一人旅を画策している矢先に…実父のレーザー白内障手術を先日執刀した。しかも両眼同時に…。話の流れで、私の記念旅行に父親も一緒に行く事になった。笑。


そもそも私が医者になろうと思ったきっかけは、自分自身が病気になった事でスポーツ系の業界に進みたかったその未来(進路)を見失って自暴自棄になっていた高校時代に、身体にハンディを負った当時の主治医に勧められた事。始めは、冗談かと思っていたが、診察の度に真剣に背中を押してくれた。その時に貰った言葉の一つに『病気の苦しみや辛さを味わった人間が、本当の意味で患者様の気持ちや不安な心に寄り添えるんだよ…良医になるには自分がその病気になれば良いんだよ。ほら、もう条件を満たしてるよ』って小児麻痺で動かない左腕をさすりながら、その人は優しく諭してくれた。この人は、幼少時からこれまでにどれだけの辛い、悔しい思いを抱えて生きてきたのだろう?…。

 

今でも『その言葉』は、私の宝物であるのと同時に、私の医師としての原点となっている考え方です。医学は決して万全では無いし、身体の神秘はまだまだ解らない事だらけ…本当の意味で患者様の不安なんて満たせないと思う。ただその隙間を埋めるのは医師の情熱だったり、持っている素質(人間性)だったりすると真剣に信じている。

 


医師としてのキャリアで自身初の身内の手術。それも開院しなければ…習得しなかったであろうレーザー白内障手術。ただ、不安は一切ありませんでした。私が医師になって…大切な人や身内に勧めない又はやらない治療は絶対に患者様(他人様)にもしない。そう決めて眼科外科医として初めて手術を執刀。ずっと続けている信念であり、その信念に基づいた経験が…今の私には沢山備わっているから不安が無かったのです。逆に、私は普段の患者様の手術の方が緊張してますよ。

 


医学は日進月歩のスピードで進化していて、当たり前だった事や定説だった事が…一夜にして変わってしまう事だってある。だけど、その時々に正しいと判断した治療を…身内にも薦める治療をやっていきたいのです。その時のベストの治療法を提示したいのです。提示出来るクリニックであり続けたいです。考え方や治療法もいつまでも同じなんてあり得ないし、馬鹿げてますよね?

 

今現在、レーザー白内障手術の技術に対し…欠点は見受けられません。術後の仕上がりもほぼ完璧です。その高い技術力と双璧を成すのが…プレミアムレンズ。相性は本当に良いです。メガネフリーの生活が手に入る確率が本当に高いマッチィングの一つです。老眼治療にも使えるほどで、自分が受けたいぐらいです。笑。特に現時点でEDOF3焦点レンズ(mini well redy)は最高峰かと。

 


実父は、先進医療を利用した手術(2焦点レンズを使用)をしました。はじめ…3焦点レンズをと思いましたが、すぐに自分の医師としての考え方に反する事だと気がつきました。父親は、今や年金暮らしで高額な自費診療を望むような人では無いのです。うちでの患者様も先進医療を利用される方がほとんどですし、仮に父親が自費分を負担する意思があったのなら3焦点を使用していたのかもしれません。結論は、自分の親だけ特別な事(不公平)をするのが嫌だったのです。患者様(親であろうと)の前では、常に平等なフラットな医師でいたい…。


ただ息子として、育ててもらった恩や情があります。本当に手術中終始平常心だったか?は想像にお任せします。今現在の私が眼科医として持っている2焦点レンズやEDOF2焦点レンズの欠点を補うアイディアや使用経験からくる勘を大いに利用しました。誤解のないように…いつも患者様にやっているうちの治療と何も変わらない内容です。笑

 

ただ、せっかくの機会なので、父親にいくつか甘えさせてもらいました…一つは、初めて両眼同時のレーザー白内障手術をさせてもらう事。普段、遠方(名古屋)で暮らしているのもありますが、今後、患者様に勧めた時や質問された時に、その経験が無ければ自身を持って私やスタッフ達が答えられないのが嫌なんです。多種多様な患者様の御要望にお答えしたい。言葉を変えれば…恩師(当日の主治医)は、医師にとって経験こそ最大の教科書なんだと…教えてくれたからなのです。経験に勝るものはなし。驚く事に…父親は手術間もないリカバリー室で、既に別世界のようにはっきりくっきりと視界が広がっていたとの事でした。本人は凄くびっくりしていました…医学の進歩に。私もスタッフ達も一安心。

 

二つ目は、サプライズで普段東京にいる兄を手術後に呼び寄せ…食事会と称し父親にお酒を飲ませる事。痛くなるのか?傷はうずくのか?笑。患者様には、手術当日の飲酒は禁止しているので…実際の反応を見てみたかったのです。兄も医師なので身体の方はお任せ。なんて…私の心配をよそに拍子抜けするぐらい何も変化がなかったようです。

 


今回、先進医療を用いたレーザー白内障手術の両眼同時手術を体験しました。多分…経験した術者はいるか?数えるほど…かと。本当に貴重な経験を積めました。当たり前ですが、(片目の手術後よりも)手術後は一気に別世界になるとの事です。当日夜から両眼で遠くも、近くも不自由なく見えるとの事で、翌日診後に大変喜んで名古屋へと帰っていきました。

 

当院に、もしオラ(術中診断装置)がなければ、ノウハウがなければ…両眼同時の手術は絶対にしないと思います。度数ずれが怖いから…。でも、当院は一般の患者様にも、これで自信を持って解禁。いち早く社会復帰したい方や、忙しくて時間が作れない方…レーザー白内障手術でも柔軟に対応致します。しっかり相談、個別に説明させて下さり。既に保険診療では対応しています。(前作のブログ)患者様にとって、良い事だと信じているから…。

 

でも、多焦点レンズ…夜間のハロー、グレアはどうしてもあるみたいですよ。欠点は必ずあるんです…しっかり理解してからどんな手術も受けて下さい!

 

後日…父親が手術体験談を書いてくれました。レーザー白内障手術を受ける方や受けたい方、興味のある方はぜひ一読ください。同じ患者様の目線での感想なので、参考になると思います…クリニックに置いありますので、お気軽にスタッフに声掛けしてください。あと、術前検査から手術後まで…一貫してスタッフ達を誉めてくれました。親切で優しいと…特に手術当日リカバリー室を担当してくれた婦長さんには、対応が本当に素晴らしかったと驚いてました。私からも感謝したいです。ありがとう!

 


さぁ!、連休明けからまたスタッフ一丸となって患者様本位のクリニックになるよう尽力します。眼でお困りの方は、我々にぜひ御相談して下さい。最善な方法を一緒に親身になって提案させていただきます。

 

手術を受けた父親は73歳。目が若返り、ますます意欲的に、楽しく老後生活を送れるようなった事でしょう!旅行中そんな元気を…私の方がもらいました笑。

投稿者: 下之城眼科クリニック

2018.02.02更新

明けましておめでとうございます。随分と…ブログ更新が滞ってしまいました。ネタが尽きた訳では無く、クリニックや個人として色々試してきた事が少しづつ目に見える成果としてあらわれてきたので…ブログ上でアップしていきますね。でも今年は本当に寒いですね!開院以来の大雪!インフルエンザも猛威をふるっているようですが…皆様体調はいかがですか?

 

クリニックとしては、2018年から…ある事を本格的に実践しています。保険での白内障手術を希望者に限り、両眼の同日手術としているのです。うちでは、希望者は全員。適応は設けていません。一般的には…片目づつ。間隔は1週間空けて行うのがスタンダード。


私個人としましては…勤務医時代に全身麻酔下での両眼手術(条件付きの患者様に限り)を多数例経験していましたし、翌日の患者様の感動する姿やより喜ばれる姿を目の当たりににしてましたので、条件を無くして希望者全員にいつか実践していとおぼろげに考えていました。メリットの一つに…とにかく患者様の社会復帰が断然早いからです。

 

と言っても…慣習や慣れ親しんだ方法を変えるのはリスクとストレスが掛かります。笑。


ある年末近い去年の12月に、他院では免許更新がどうしても間に合わない患者様が、どうにかして欲しいと…相談に来たのがきっかけです。うちも手術枠いっぱいに予定手術が埋まっていましたが、リスクをお話しして納得されたので、両眼手術で対応させて頂いたのが始まりです。


では、両眼同日手術のリスク?は何だと思いますか?


私は、感染症のリスクヘッジさえしっかり行えば、患者様にはメリットしかないと考えています。実際は…保険診療であるためクリニックの売り上げは目減りするので経営者としてはどうか?と頭の片隅には思いますが…患者様主導の考えでいたい院長、医師の立場からは大賛成なのです)


あと付け加えるなら…レンズ度数ズレのリスクでしょうか?うちはオラ(術中診断装置)を導入したこと。またその精度(私のラーニングカーブが整ってきた)が高く信頼に足りるツールとなってきたため自信を持って柔軟に対応出来るんだと思います。

 

体験された患者様が増えてきた日常診療…感謝の言葉をより頂けるようになった事や本当に感動され喜ばれている姿は、予想以上でした。Dr 冥利に尽きます。手術後には両眼同時に明るくなるし、バランスも良くなるので…別世界になったとよく表現されます。

 

今のスタッフ達は、こういった私が提案する変化球にも…レセプト訂正や点眼および生活指導の変更(手間がかかること)にも迅速かつ確実に対応してくれます。器械の準備もしかり。また、より患者様にとって良いアイディアを自発的に考え実践してくれています。私の目指すクリニック体型を本当に理解してくれてきたようだし、みんな患者様の笑顔が好きなんでしょうね。


緊急手術対応含め…これからも可能な限りスタッフ一同患者様主導のクリニックであり続けます。

 

先週…名古屋に住んでいる実父の両眼同時のレーザー白内障手術を執刀しました。レーザー手術の両眼同日は当院で初でした。結果、本人は大変満足して名古屋に帰っていきました…次回その詳細をお伝えしますね。

投稿者: 下之城眼科クリニック

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