院長ブログ

2017.09.16更新

 

当院では…今秋、いろいろな機器のデモをしています。


先日までは、パスカル(域値下レーザー付き)を使用させて頂いていました。従来の網膜レーザーは、とにかく痛いし、後の瘢痕の増大が課題でした。パスカルを使用した汎網膜光凝固は、パターン照射が可能なため完成させるのも早く、テクニカルな特性で痛みがほとんど無いとの事でした。実際の患者様も楽だと言ってました。

その技術もさることながら…私が一番注目して期待したのが…域値下レーザー。黄斑浮腫に対し、域値下レーザーの効果は昔から論文で目にしていましたので…。今回デモ期間中に3例の患者様にグリッド照射してみました。効果は今後判定となりますが…本当に効果があるなら投資する価値ありですよね。

 

 


そして、今手術室が大変な事になっています。A社の出先ブースかと見間違うほど…レーザー装置もあるため記念撮影ものです。笑。

ご好意に甘え…顕微鏡装置から白内障専用機械。そして次世代硝子体手術システムである3D装置をデモさせて頂いています。

 

 


正直、新しい機械とその技術力を目の当たりにすると…テンションは嫌でも上がってしまいます。術者のサガですかね?

 

 

 

 

ここからは、実際に使用してみた私の個人的な感想です。

 

普段使用しているツァイスのルメラTよりも白内障手術だけなら、ルクソール(デモした顕微鏡)は、焦点深度が浅いため扱いやすいと感じました。見え方は問題ないです。少しレスポンスは遅いかな?


白内障専用機械であるセンチュリオンは…とにかく前房の安定性が良く、より手術を簡単により安全に出来ると実感しました。コンセテレーションの白内障手術に何ら不満がないため…私には不必要かな?セッティングや片付けなど準備をするスタッフ達には簡単なのでメリットはあるかもしれません。ただ、一点残念なのは、硝子体カッターが23Gしか使用できないところ。25Gで全例処理している私には、23Gは…。


初の出向先でマレニアムという機械があったため、マレニアムで覚えた白内障手術…前房保持を考えてフットスイッチを踏み込む感覚。なるべく閉塞後のサージを起こさせない左手の使い方など感覚を研ぎ澄ませていた記憶があります…が、今の機械には不要な長物なのかな?何も考えてなくても踏み込んでいれば勝手に安全に処理してくれる。それはそれで安全に手術出来るので良いことなのですが、機械の技術向上に反比例して、術者の技量が向上しない可能性はあるのかもしれませんね。


最後に3D硝子体手術。日頃良く行っている黄斑前膜の症例で使用してみました。はじめ深さの感覚が掴みにくかったのですが…ピントをしっかり合わせる事に慣れると立体的に見えるため、黄斑の膜処理は想像よりも容易でした。色補正技術で膜を際立たせる技術は秀逸でした。私は、周辺部の硝子体処理時に自分で眼球を圧迫した感覚とカッターの深さの感覚が掴みにくかったです。慣れれば大丈夫なのかな?早い動きには、画像が実際よりも遅れると聞いていましたが、すぐに改良、改善するとの事です。私の想像ですが、現行型だと白内障手術で、特にIA時には不具合が生じるのかな?デモ期間中に、白内障手術も体験してみるつもりです。


昔から…新しい機械、デモ機に順応するのは得意な方です。より良く改良されているため驚きと楽しい感覚だけを与えてくれます。

 

 


今回、多くの手術装置を同時にデモさせて頂けたのも…硝子体手術からレーザー白内障手術、ベリオン白内障手術といつも全力でサポートしてくれるアルコン社のおかげです。今後とも、下之城の患者様のためにより良いパートナーシップを構築していけたらと思います。そして…オラ。一番欲しい装置です。

詳細は、後日ブログで…。

 

 

 

 

投稿者: 下之城眼科クリニック

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